[2000.06.03]
  どこへだって,行けるんだ


 ▼2001年がストリーミングメディアの年になると見る理由(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0006/02/berst2.html


 今日も今日とて,「卵の館」をデスクトップの片隅において…。成長しないなぁ(^_^;)。

 今まさにストリーミングメディアが急成長しようとしている。2500のインターネットラジオ局が存在し,インテル社エキサイト・アットホーム社などがそれにフォーカスしている。内容が多様化しており,ニッチオーディエンスのものもある。ストリーミングメディアは,お気に入りのオンラインアプリケーションの仲間入りを果たすだろう。

 インターネットがまだまだこれほどの大きさを持っていなかったとき,話題のひとつとなっていたのが,ケンブリッジ大学のコーヒーサーバーのウェブカメラだ。研究室内で,コーヒーが残っているか確かめたい,でも実際に行ってないとやだなぁという感じで設置されたウェブカメラ。説明で設置者が「たいしておいしいコーヒーでもない」と書いているが,とんでもない数の世界中の人がアクセスし,私も,その一人だった。今のモデムの何十分の一の速度しかなかったモデムで,何度もアクセスしたのをおぼえている。

 関係があるはずもないコーヒーメーカーだったが,その風景は,インターネットの楽しさを教えてくれた。テレビなどのメディアはそんなものを24時間映していたりはしない。自分の知らない地,しかもとっても無意味な地に,足を運べる楽しさ。現在のストリーミングはそれがちょっとだけ発展したに過ぎない。そして,楽しさは変わらない。どこにでもいける自分を,嬉しく思わせてくれる。自分が,生涯の間に行ける場所は無限にある,と知らしめてくれる。


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